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簡易感想(ホラー・サスペンス)  ·  2021/12/15

「Dの食卓」振り返り

 

※このブログ記事では作品のネタバレが含まれることがあります。また、情報はブログ公開時のものです。※

Dの食卓
Ⓒ1995 WARP INC.

・3Dアドベンチャー インタラクティブシネマ

・1995年4月1日3DOで発売(移植・廉価版 SS PS Win Mac DOS Linux)

・開発 ワープ/販売 アクレイムジャパン

・ホラー表現 マルチエンディング

・1周2時間前後のプレイ時間

 

※画像はPS版(コンプリートグラフィックス)

※現在は「D:The Game」というタイトルでPC版配信。日本語未対応

※シリーズとして「Dの食卓2」(DC)がある。1の要素はほとんどない。

※同社開発の「エネミー・ゼロ」(SS)もローラ三部作としてカウントする場合もある。ストーリーの繋がりはないが、D2と共通(?)の人物が登場する。

 

 

【あらすじ】

 

 1997年ロサンゼルスの総合病院で大量殺人事件が発生する。犯人は同病院の病院長リクター・ハリスであり、現在も多数の患者や職員を人質に取って病院内に立てこもっていた。

 

 リクターの娘であるローラは、突然の父の変貌の謎を突き止めるために単身事件の起きた病院へ乗り込む。そこには凄惨な光景が広がっていた。ショックを受けながらも父を探すローラは、父親が作り出した想念の世界へと引き摺り込まれてしまう。

 


システム・概要

 

 主人公のローラを操作して(一人称視点)古城のようなフィールドを探索する謎解きアドベンチャーです。走る・ジャンプするというアクション的な要素はありません。

 

 2時間という時間制限があり、時間制限内にクリア出来ないとゲームオーバーとなります。時計はゲーム内で持っているものを確認できるようになっています。ステージクリア型ゲームのため、一度クリアしたステージには戻れない仕様です。

 

 ゲームオーバー要素は時間切れ以外にはなく、QTEのようにボタン操作で攻撃を避ける部分も失敗したらやり直しとなるだけでリトライ可能になっています。

 

 3Dアドベンチャーとありますが、リアルタイムCGではなく動画を再生させるという手法を使うため、自由に歩き回って好きな所を調べられる現在の3Dゲームとはプレイ感覚が異なります。

 

 謎解き探索のヒント機能として持ち物のコンパクトを使用出来ます。ただ、回数制限があります。

 

 プレイ中に任意でセーブする機能はなく、ディスク交換(章ごと)時にセーブされていると考えられます。

 

 マルチエンディングを採用しており、ラストの行動・収集要素である玉虫のコンプでエンディングが変化するようになっています。

 


今プレイするなら

 

 2時間という時間制限があるので、ゲームをやる時間があまりないという方に向いています。しかしセーブを任意で出来ないので、ある程度まとまった時間がある時にプレイした方が良いです。

 

 当然ですが、1990年代のゲームですので、グラフィックは当時のものです。操作性は好きな所に行って気になった所を調べるといった感覚ではないのでもどかしく感じるかもしれないです。

 その代わり調べられる所が決まっているため、探索・謎解きの部分が容易になります。謎解きの部分は分かりにくい所もありますが…。

 

 ホラー要素は今時のゲームに慣れていれば軽いかもしれません。しかし玉虫を発見した場合のイベントなどもそうですが、嫌悪を感じる描写もあります。昔のゲームではありますが、しっかりホラー作品だと思います。

 

 様々な(当時隆盛していた第5世代)機種に移植されているため、持っていれば実機プレイをするか、中古で多く出回っている機種(プレイステーション1~3)でプレイするという選択が出来るので価格の上でプレイするのは難しくないと思います。

 

 現在配信されているPC版「D:The Game」はSteam・GOG.comでダウンロード出来ますのでゲームが出来るPC(ハイエンドでなくとも)があればこちらの選択肢もあります。しかし、こちらは日本語には対応していないようです。

 


個人的感想(ネタバレあり)

 

 1995年に発売されたホラー要素のある3Dアドベンチャーゲームで、かなり有名な作品だと思います。ゲームにそこまで詳しくない私でも話題を耳にしたくらいですので、注目度はかなり高かったのではないでしょうか。

 

 探索していると発生するイベントが映画的な表現・演出になっている作品は所謂「インタラクティブ・シネマ(ドラマ)」と呼ばれていました。自分が作品の中にいてリアルタイムで探索しているという感覚を表現している、今時の言い方をすれば没入感を重要視し始めたのはこの頃だったのかもしれません。

 

 謎解きは当時はこのような探索謎解きゲームに慣れていないプレイヤーも多かったと思うので、難易度は中くらいに感じられたのではないかなと思います。私が一番時間かかったのは数字合わせのスロットとQTEみたいな所で、あんまり謎解き関係ないですが…(苦笑)。

 

 

 画面がかなり暗いのは気になりました。物の輪郭しか見えないという場合もあります。ホラー作品としてはよく見えないというのは怖さが増すので良い効果かもしれません。このゲームでは探索が簡単なため、これくらい暗くても難なく進めることが出来ます。

 

 1990年代のゲームですから当然当時の技術では制限が強かったと思います。その中でローラの表情の細かさなどはよく作られていると思います。多少無理な設定や強引に感じる部分がないでもないですが、雰囲気作りは上手いです。

 

 プレイヤーは殺人鬼と化した父親を止める娘の立場となって、父親の精神世界へと入り込むという設定です。勿論そのつもりでプレイヤーもゲームを進めて行くのですが、話を進めて行く…探索をしていくうちに恐ろしい真実が判明していきます。血統の呪いを感じさせるストーリーはホラーとしては「美しい王道」と言える流れだと思います。そしてラスト主人公にどう行動させるかでエンディングが変わるマルチエンディングとなっています。

 

 収集要素は玉虫を見つけること…です。光る玉虫を発見すると、ローラが忘れている過去が見えてきます。全て発見すると真エンド(?)となります。正にスタッフロールといった感じで、正直これが一番驚いたかもしれません。

 

 

 今もガッツリおすすめ出来る…とは言いません。やはり古い作品ということでプレイすること自体が容易ではないからです。今のシステムやグラフィックに慣れているとどうしてもひっかかる所はありますし。しかしゲーム好きなら一度は通っておきたい良作であることは確かです。

 


tagPlaceholderカテゴリ: ホラー, アドベンチャー

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