※このブログ記事では作品のネタバレが含まれることがあります。また、情報はブログ公開時のものです。※

・アクションRPG
・2006年3月2日発売Playstation2ソフト(ベストコレクション2006年12月7日発売)
・開発販売 アトラス
・対象年齢 CERO:C(15才以上対象) 暴力・流血・性的
※女神転生デビルサマナーシリーズの第3弾。ライドウシリーズ1作目。
※2025年6月19日リマスター作品「RAIDOU Remastered:超力兵団奇譚」発売。/2025年8月追記
【あらすじ】
大正二十年の帝都。西洋の文化が流入し急速に変化する時代。人々が気が付かないうちに「悪魔」という異形の者たちが跋扈し始め、帝都の人々の暮らしを脅かしつつあった。
悪魔召喚を生業とする十四代目葛葉ライドウを襲名した青年は、ヤタガラスという組織から帝都守護の命を受ける。私立探偵の鳴海の元で師範学校に通いながら探偵見習いとして働くライドウ。お目付役として業斗童子という黒猫が付き、悪魔召喚師としての活動を開始する。
ある日鳴海探偵社に一本の依頼の電話が入る。電話の相手は若い女性で切羽詰まった様子であった。落ち合う約束をした丑込め返り橋に向かうライドウと鳴海。そこにいたのは桜爛女学院の制服を着た少女で、自分を殺して欲しいという依頼を告げる。
しかし、突如現れた真っ赤な姿の憲兵によって少女は連れ去られ、詳細を訊くことは出来なかった。少女が残した痕跡を辿った結果、少女の正体が大道寺家の当主の一人娘、伽耶であることが判明した。
調べを進めると大道寺家には鬼憑きの娘の伝承があり、伽耶がそのことで悩んでいたことが分かった。そして伽耶の叔父には謎の生き物が憑りついていた…。
システム・概要
ランダムエンカウントのアクションRPGです。フィールドマップ(町やダンジョン)などを歩いているとエンカウントし、区切られたフィールドで敵とライドウ、召喚した仲魔(後述)が現れ、戦闘開始となります。
プレイヤーは主人公ライドウを操作して敵に攻撃をすることが出来ます。刀による斬撃・銃による銃撃がライドウの出来る攻撃で、刀による防御も出来ます。ボタン連打や長押しなど簡単操作で連続攻撃やため切りなどの斬撃が出来て、銃撃は属性のある弾を使用することで魔法と同じ効果を得ることが出来ます(銃撃無効の敵でなければ)。
あとはアイテム使用と、仲魔の捕獲・召喚などが行えます。ここではアクションRPGに分類しましたが、基本的にはコマンドRPGに近いシステムです。
仲魔召喚システム
メガテンシリーズの系譜作品なので、仲魔システムがあります。今回は捕獲という手法で仲魔を捕まえ、使役するシステムになっています。戦闘中敵悪魔の弱点を突いて近くに行くと、持っている管に悪魔を捕らえるためボタン連打勝負が出来ます。仲魔に出来ない種族の悪魔・月齢・力(レベルなど)不足…これらの要因で仲魔に出来ないことがあります。
力比べに勝った仲魔はストックしておき、戦闘中に呼び出せば戦闘の加勢、マップ探索の場合は手伝いをしてもらうことが出来ます。※仲魔の呼び出しにはマグネタイト(MAG)が必要です。マグネタイトは戦闘で勝利することで得ることが出来ます。
仲間には種族があり、その種族によって特技があります。戦闘中使う特技や魔法の属性もあります。それらを見極めて仲魔を呼び出し使役するのがデビルサマナーの能力でもあります。
仲魔は仲魔と合体することで別の悪魔を生み出すことが出来ます。悪魔合体と呼ばれ、これが出来るのは特別な施設でだけです。金王屋の地下にある「業魔殿」でヴィクトルが請け負っています。この施設では悪魔と刀を合体する刀合体、そしてライドウと仲魔たちのHP回復などもできます。
ストーリーの進め方
探偵(助手)らしく町の人達から聞き込みをして情報を得ながら進めます。仲魔の特殊能力などを利用することがあります。
今プレイするなら
簡単な方法でプレイしたいならほぼPS2実機一択です。実機を持っていればハードルはかなり下がると思います。
ゲームアーカイブスで配信していないため、PS2のディスクがプレイ出来るPS3の一部初期型(20/60GB)のみプレイ可能です。ただ、このPS3初期型では動かないソフトもあるとのこと。
戦闘中アクション要素ありのRPGで、戦闘中自分でキャラを移動させたり攻撃の防御が可能ではあるけれど、ジャンプしたり回り込んだり、回避行動などの素早いアクションは出来ません。現代のアクションゲームの動きに慣れていると、もっさりしたアクションだと感じると思います。
基本的にはランダムエンカウントとなっていますが、エンカウント率が鬼高だったりします。それと多くはないですが謎解き要素もあり、仲魔の力をどう利用して調査するか、ダンジョン攻略をするかと考えなければならないのは人によっては面倒と感じることがあるかもしれません。セーブ(主に探偵社で行う)が気軽にどこでも出来るわけではないので、それなりに時間がとれる人向けです。
ただ、物語のボリュームとしては平均的なプレイ時間でエンディングを迎えることは出来ます。やり込み要素はメガテンシリーズとして少なめかもしれません。これまでのメガテンのイメージでプレイすると物足りなく感じる人もいるでしょう…主に悪魔の数とか…。
初見さんお断り…まではいかないですが、どちらかというとデビルサマナー過去作よりは真・女神転生をプレイしていないと分からないところがあります。スルーしても良い情報ではありますが…。
大正二十年という架空の年代が舞台であり、ファンタジーやSF込みとはいえ雰囲気作りはかなり上手いと思います。有名な会社が作るゲームでこのような舞台はかなりレアではないでしょうか。
個人的感想
今プレイするなら…の項目ではマイナス点を多く上げていますが、個人的にはこれまでプレイしたゲームの中で好き度はかなり高いです。ゲーム性は中くらいの出来かもしれませんが、この時代あたりが舞台のRPGは少ないですから(アドベンチャーゲームであれば珍しくないですが)、貴重な作品だと思います。
探偵ものが好きなので調査として聞き込みしたり、仲魔と協力して必要な情報を得るのは楽しかったです。条件を満たさないと中々情報を教えてくれない人とか、おつかい感を感じる要素はありますが、RPGらしいのではないでしょうか。
仲魔を戦闘以外でもっと身近に感じられるシステムにしたいという気持ちは分かるため、多少流れが悪いと感じても仲魔を入れ替えながら色々と調査するのは感慨深いものがありました。だからこそ戦闘中の交渉がないのはちょっと寂しいですね。ただ、力比べのようなボタン連打は面白い発想だとは思いました。力尽くは嫌という方にはあまり印象は良くないかもですけど…。
意外にアクション性との相性が悪くないのが驚きです。例えば弱点持ちの仲魔だとしても、プレイヤーが壁になって防御することも出来るのは中々に良いと感じました。勿論合体で弱点を消すという方法の方がメガテンらしいとも言えるのですが…。仲魔が継承出来るスキルは少ないので使えそうなスキルや特性を選ぶ必要はあります。メガテニストとまではいかないライトなプレイヤーとしては、このくらいの救済があるのは素直に良いと感じます。
後半に関しては過去作を知っているとある程度納得出来るのですが、メガテンシリーズをプレイしたことがない初見だと、どういうこと?となる可能性は大きい…というか、なります。覚悟してプレイしてください。ただ、ドラマチックな盛り上がりで知らなくても気持ちはワクテカすると思います。おっきいものが好きなら大丈夫。多分。

コメントをお書きください